医療機関に採用力を。「ジョブメドレー」が医療ヘルスケア業界に風穴を空ける

医療ヘルスケア分野の課題を解決するため、オンライン医療事典「MEDLEY」や、オンライン診療システム「CLINICSオンライン診療」など、複数のITサービスを提供する株式会社メドレー。今回は、同社の主軸事業である医療介護の人材採用プラットフォーム「ジョブメドレー」で新しいメンバーを募集するにあたり、執行役員でありカスタマーサクセス部部長の寺町健氏、コンサルティングセールスグループグループマネジャーである梶野翔氏にお話を伺いました。


執行役員・人材プラットフォーム本部 ジョブメドレー事業部 カスタマーサクセス部 部長/寺町 健(写真左)

「人材不足」の解消を通じて、医療介護業界を変革する

最初に、メドレーのミッションと、その中で「ジョブメドレー」が果たす役割について教えてください。

私たちは「医療ヘルスケア分野の課題を解決する」というミッションを掲げており、その実現のために複数のプロダクトやサービスを展開しています。中でも、医療介護の人材採用プラットフォーム「ジョブメドレー」は、メドレーの創業と同時にスタートした当社の基幹事業で、この業界の最も大きな課題の一つである「人材不足」を解決するためのサービスです。

日本では、医師だけでなく看護師や介護職/ヘルパー、保育士など、医療ヘルスケアに関わるほとんど全ての職種で、長きにわたり人材不足が発生しています。こうした慢性的な人材不足により、医療従事者の方は長時間勤務やハードワークを余儀なくされています。その結果として、キャリアの形成や育児・介護との両立などが難しくなり、離職が増加することで、人材不足が加速するという悪循環に陥ってしまっています。

加えて、地方の診療所をはじめ人員不足に悩む事業所ほど、採用力の低下から、「待ち」の採用手法である掲載課金の媒体に頼らざるを得ない状況が続いています。「忙しいあまり、採用活動に時間をかけられない」「採用費がかさみ、ブランドづくりに投資できず、場当たり的な対応が続いている」など、採用現場でも負のスパイラルに陥るケースが少なくないのです。

こうした市場環境において、ジョブメドレー事業部のミッションは、医療介護の事業所の採用力を引き上げ、人材面の課題を解決することです。その結果として、患者さんや入居者の方が質の高いサービスを受けられる世界が実現されると信じています。

「ジョブメドレー」の場合、業界水準と比較して採用単価を約5〜7割まで抑えられます。このコスト面での強みを生かして、多数の事業所に求人を掲載いただき、業界トップクラスの掲載事業所数・求人数を誇るサイトに成長しています。

なぜジョブメドレーでは相場よりも採用単価を抑えられるのでしょうか。

Webに特化したサービスのため、社内のオペレーションコストを抑えられるからです。採用プロセスの中で多くの工数がかかっている業務を、Webサービスおよびオンラインサポートに置き換えることで業務効率を高め、安価な成果報酬を実現しています。

加えて、規模の経済を生かしていることです。皆様に掲載したいと思っていただけるよう、掲載無料の完全成果報酬型にしていたり、求人原稿の制作を社内で代行・サポートしたり、お客様向けのオンラインサポートの質を高めるノウハウを構築してきました。「ジョブメドレー」は事業開始から10年以上経過しており、この長い期間の積み重ねを通じて業界トップクラスの採用決定を実現することができ、それにより得た企業体力をまた採用単価の抑制に還元するというサイクルを実現しています。

医療介護の人材サービスといえば、競合も多いかと思います。価格面以外での競合サービスとの違いや優位性について教えてください。

「職種の網羅性」が大きなメリットだと思います。ジョブメドレーでは業界職種の大半を網羅できる50を超える職種を掲載しているため、一つのサービスで事業所全体の採用活動を完結させることができます。

また求職者の方にとっては、求人数が圧倒的に多く、選択肢が豊富にある点がメリットといえます。サイトの使い方が分からない方や、自力で転職活動が行えない方には、当社のキャリアサポートメンバーが電話やメール、LINE等で手厚くサポートしています。

中長期的には、「ジョブメドレー」が「ハローワーク」の代替となるくらい、社会にとって欠かせないインフラだと感じていただけるようなサービスになることを目指しています。

目指すのは、「ダイレクトリクルーティング」の浸透

「ジョブメドレー」を今後どのように発展させていきたいとお考えでしょうか。

世の中には多くの医療介護の事業所が存在しますが、それぞれの特徴や強みをより表現しやすいプラットフォームにしていきたいと考えています。たとえ仕事の内容が同じでも、「特定の治療法に強みを持つ」「子育てしながらでも働きやすい」など、それぞれの事業所には独自の魅力があるはずですから。

また私たちは、「ジョブメドレー」をもっと活用していただくことで、この業界に、ダイレクトリクルーティングという新しい採用の文化を創っていきたい、と考えています。

これまで、医療介護業界にはインターネットを駆使できる人材が少なく、新しいテクノロジーの導入が遅れていました。また、他の業界に比べても都市部への偏在が加速しており、「適材適所」の状態を作りづらい状況にあります。このような状況のなかで、それぞれの施設が新しいアクションを起こせず、従来通りの「待ち」の採用をしていては、事態はますます悪化してしまうでしょう。

そうした課題の解決策となるのが、採用する事業所側が「欲しい」人材を獲得するために、事業所自身が採れる手段を主体的に考え、能動的に実行するダイレクトリクルーティングという採用の文化です。

私たちは「ジョブメドレー」というプラットフォームを通して、この新しい文化を浸透させていきたいと考えています。多くの掲載求人の知名度が上がり、地域に認知されるようになり、積極的な採用活動が可能となるような未来を築く。そして、事業所の採用力を引き上げ、中長期的な採用ブランディングを自ら作れる業界にしていく。

そのために、今回新たに募集を行うのが、ジョブメドレー事業部で必要性が高まっている「コンサルティングセールス」のポジションです。

手を挙げた者にこそ、チャンスと自由が与えられる

今回、募集をしている「コンサルティングセールス」の役割について教えてください。

私たちのミッションは、これまでお伝えしてきたような未来を実現するため、事業所の方々が効果的に「ジョブメドレー」を活用し、採用力を高められるようあらゆるご提案やサポートをしていくことです。

現在はまず、全国に複数の事業所を展開されている業界大手のお客様のフォローやサポートを中心に実施しています。

具体的には、本社の人事の方から採用課題をヒアリングし、その解決のためにさまざまなソリューションを組み合わせてご提案します。新規オープンする施設の予定などをふまえ、年間の採用計画を立てられている方も多いので、その計画を実施するために長期スパンでフォローしていきます。その過程で、課題解決に効果がありそうな新しいオプション商品のイメージがあれば、時には自らそれを開発し、組み合わせてご提案することもあります。

この仕事の魅力や、得られる仕事のやりがいについて教えてください。

当社では、カスタマーサクセスを含む営業のメンバーと、企画やマーケティングのメンバーとの距離がとても近いです。そのため、お客様の課題に対して、異なる領域で強みを持つ仲間の力を借りながら、データの検証を重ね、提案に深みを出せるのです。

また、営業発案で、新しいサービスの開発に挑戦できる点も、大きなやりがいになると思います。単に決まった商品を売るのではなく、自らお客様の課題に合ったサービスを考えて生み出せるのはすごく貴重な経験だと思います。Webマーケティングや商品設計など新しいスキルも身に付けていけるでしょう。

社内では、あらゆる情報がオープンになっており、自らの手で自由に情報を取りにいける仕組みになっています。また、開発、デザイン、マーケティングをすべてインハウスで行っているため、早ければ、1カ月以内に機能や商品をリリースできるスピード感も、当社の大きな特徴です。

結果を出し、自走できるメンバーを徹底的に信じぬく

そんなカスタマーサクセスグループでは、どのような方が活躍できるとお考えでしょうか。

自分で考えながら、どんどん行動に移せる人ですね。営業手法やツールなどの一定の仕組みはできていますが、お客様の広がりを受けて新たな手法の考案・確立も必要となっています。だからこそ、自ら仮説を立て、「こんなデータ・商品がほしい」といった要望を周りの仲間たちに発信しながら、新しいアウトプットを出せる人は大いに活躍できます。

営業職の場合、多くの会社では行動指標などが細かく設定されている場合もありますが、当社では、結果を出すメンバーのことを信じ、自由に働いてもらっています。自走できる方にとっては、とても働きやすい環境だと思います。

今後、医療・介護のマーケットはますます拡大していきます。また、日本においては、これからも新しい課題や医療の可能性が増えていくでしょう。そうした変化の大きい業界で働くことは、ビジネスパーソンとして大きな成長につながるはずです。医療介護の世界を人材面から変えていきたいという思いをお持ちの方と、ぜひ一緒に働きたいです。


カスタマーサクセス部 コンサルティングセールスグループ グループマネジャー/梶野 翔(写真右)

「成長産業×急成長ベンチャー」で、自らの成長を加速

最初に、メドレーに入社されるまでの経歴や転職理由について教えてください。

新卒で大手旅行代理店に入社し、法人営業として国内の大手企業を担当していました。転職を考え始めたきっかけは、自分の志向が、歴史の長い大企業のベクトルと合っていないと気付いたことでした。

新しいことを始める際にじっくりと議論・検討を重ねる点や、仕組みが長く変わらない点は、良さでもあるかもしれませんが、個人的にはもっと新しいことに挑戦して成長したいという思いを持つようになりました。だから転職先も、規模の小さなベンチャー企業を中心に検討していましたね。

その中で最終的にメドレーへの入社を決断された理由は何だったのでしょうか。

医療業界は40兆円を超える巨大な市場ですが、今後高齢化社会を迎え、その規模は急激に大きくなることが予想されています。メドレーはその医療という市場の中で、急成長を続けているベンチャー企業です。この会社なら、そのスピードに合わせて自分も成長していけると思いました。

またメドレーには、豊富なビジネス経験を持つ人が集まっているという話を聞いていました。たとえば、高校在学時に市場調査の法人を創業し、豊富なビジネス経験を持つ代表取締役社長の瀧口、マッキンゼー出身の医師である取締役の豊田、また上司の寺町も、リクルートで新規事業責任者を務め年間MVPを受賞した「ビジネスオタク」です。選考が進む過程で、少し話しただけでも分かるほど優秀な人がたくさんそろっていると感じ、この人たちと一緒に働くことで多くの知見を得ることができるだろうと思いましたね。

そして、領域として社会貢献性が高いというのも魅力に感じました。こうした背景から、8年勤めた前職を退職して、メドレーにジョインしました。

各分野のプロフェッショナルに挑み続ける日々

実際に入社されてみていかがですか。

新しい仕組みをすごいスピードでゼロから作り上げていく周りのメンバーたちに、最初は圧倒されました。前職の私の働き方とは、まるで違っていましたね。ただ、これこそが自分が求めていた環境だと思いました。

働く中で、毎日のように成長を実感できる瞬間があります。特に私の場合、医療や広告業界の知識はもちろん、インターネットに関する知識もほぼ皆無の状態だったので、新しい知識をどんどんインプットしていきました。

また、社内には各分野のプロフェッショナルがそろっているので、隣に座って彼らの話を聞いているだけでもすごく勉強になります。もちろんただ聞いているだけではなく、私は私なりに「みんなはこの発想は持っていないだろう」という変化球を投げかけます。ただ、彼らを納得させるアイデアというのはそう簡単ではなく、すぐに打ち返されてしまうことも多いですけどね。日々そうしてコミュニケーションを重ねていくうちに、自らの感覚や発想が磨かれていくのを感じています。

与えられた目標だけでなく、自ら掲げた目標を追っていく

現在は、カスタマーサクセスを担当されていますが、どんなところに仕事のおもしろさややりがいを感じていますか。

一番のおもしろさは、営業発案で新しいサービスを作れるところです。お客様の課題を直接聞く立場だからこそ、「この課題を解決するためにはこんな商品が必要じゃないか」といったアイデアがわいてきます。そして、経営陣との距離がすごく近いからこそ、そうしたアイデアをひらめいたタイミングですぐに提案することもできます。

提案したアイデアには、まるで千本ノックのようにいろいろな意見やアドバイスが返ってきます。このようにメドレーには、チャレンジを大歓迎する雰囲気があります。与えられた目標だけでなく、プラスアルファの目標を自分で掲げられる。新しい取り組みに挑戦し、失敗を繰り返しながらも、周りのサポートを得ながらゴールまで作り上げていくという、とても貴重な経験ができる環境だと思っています。

実際に、私の発案から生まれたオプション商品がありますが、それが現在のコンサルティングセールスグループの売り上げの多くを占め、営業発案の新サービスの一つの成功事例になっています。自分の考えた商品が、会社の売り上げに貢献し、さらに、「新しい採用に結び付いた」というお客様の声をいただくことも、とても大きなやりがいですね。

この会社は、結果を出すメンバーを信頼して自由を与えてくれます。しかしその一方で、結果を出すことができなければ、仕事の進め方にもマネジメントが入ります。緊張感はありますが、結果を出し続けられる人にとっては、とても恵まれた環境なのではないでしょうか。

では最後に、今後メドレーで挑戦したいことについて教えてください。

「ジョブメドレー」をさらに成長させ、日本の医療介護業界で最も利用されるサイトにするのが大きな目標です。圧倒的なナンバーワンのサイトになれば、そこにはたくさんのデータが集まります。それをもとに、より効果的な施策、よりお客様の価値につながるようなサービスの開発にチャレンジし続けていきたいと思っています。

出典:ビズリーチ 公募ページ「株式会社メドレー」(2019年6月6日公開)より一部再編集

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